通院治療室では、外来通院されている患者さんを対象に、がん化学療法の点滴治療を提供しています。
がんの治療には、手術・化学療法（抗がん剤を含むがん薬物療法）・放射線療法の3本の柱があります。通常の抗がん剤だけでなく、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害時といった薬剤も開発され、がん治療の中で化学療法の果たす役割が大きくなってきています。薬剤の開発とともに、副作用に対する対処療法も進歩しており、自宅で生活を行いながら、通院での治療ができるようになりました。
2006年に当院でも『より安全に、安心して快適に治療が受けられる』ことを目的として開設し、「高松市立みんなの病院」では、リクライニングチェア6台とベッド2台の8床に増床しました。室内は、静かな音楽が流れ、各ベッドでテレビも視聴でき、リラックスして治療が受けられる空間になっています。
また、病気や治療・副作用に関するパンフレットも準備しており、気軽にいろいろな情報が入手できます。
がん化学療法看護認定看護師を含む専任の看護師が投与管理を行いながら、治療に関する不安や生活上の注意などの相談に応じています。医師や薬剤師などと協力してチーム医療で患者さんを支援していきます。