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高松市立みんなの病院

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087-813-7171

診療情報

当院「泌尿器科」について

泌尿器科疾患全般を取り扱っております。尿路性器悪性腫瘍(腎がん・腎盂がん・尿管がん・膀胱がん・前立腺がん・尿道がん・精巣がん)、副腎腫瘍、尿路結石症、尿路性器感染症、排尿機能障害、腎機能障害、男性機能障害、など幅広い領域の診療を行っています。
高松市立みんなの病院泌尿器科では、診療において高いレベルの標準治療を達成すると共に、泌尿器科疾患に苦しむ患者さんに最良の医療を提供できるように心がけております。
また、治療による痛みや苦痛ができるだけ少なく、手術の傷が小さくて済むように、QOLを重視した低侵襲治療を積極的に採用しています。

当科の特色

傷が小さく体に負担の少ない低侵襲手術を積極的に導入しており、腹腔鏡手術やロボット支援手術(ダヴィンチXi)HoLEP(経尿道的前立腺レーザー核出術)、軟性尿管鏡を用いたレーザー砕石術(fTUL)や細径腎盂鏡を用いた経皮的腎結石砕石術(miniPNL)などが施行可能です。また、2022年6月には肉眼的に認識困難な膀胱悪性腫瘍を切除するのに有効 とされる、PDD(光線力学診断)補助下TUR-BT(経尿道的膀胱悪性腫瘍切除術)を導入しました。2023年3月には前立腺肥大症に対する最新の治療法として、UroLift®を用いたPUL(経尿道的前立腺つり上げ術)を導入しております。

学会認定施設

日本泌尿器科学会専門医教育施設
日本透析医学会専門医制度認定施設

外来担当表
令和6年度最新版
診 療 科
泌尿器科 午前 小森 政嗣 大森 正志
(再診・再来予約のみ)
森 英恭 小森 政嗣 安宅 真利花
森 英恭
午後 (予約のみ)
14時~16時
小森 政嗣
検査・手術
スタッフ紹介

【受付時間は次のとおりです】
新患の方:午前8時~11時(火曜を除く)
再来の方:午前8時~11時30分

こんな時は泌尿器科に受診してください。
  • 尿が出にくい。排尿時に時間がかかる。
  • 残尿感がある。
  • 夜トイレに頻回に起きる。
  • 尿が溜まると下腹部が痛い。排尿時に痛みがある。
  • 尿の回数が多い。
  • 尿が漏れる。
  • 尿が赤い。血尿が出る。
  • 前立腺がんが心配。(健康診断でPSA高値を指摘された。)
  • 睾丸が痛い。
  • 睾丸が腫れる。
  • 睾丸をさわると、硬い。
  • 脇腹が痛い。

以上が泌尿器科疾患に関連する主な症状です。上記症状がありましたら、
泌尿器科を受診してください。

治療にあたる主な疾患としては、次のとおりです。
腎・尿路・男性生殖器系腫瘍

腎細胞がん(腎がん)、腎盂・尿管がん、副腎腫瘍、膀胱がん、前立腺がん、精巣腫瘍、陰茎がん

治療としては、前立腺がん・小径腎がんに対してロボット支援手術(ダヴィンチXi)、腎がん・腎盂尿管がん、副腎腫瘍に対して腹腔鏡手術を施行しております。 また、膀胱がんに対してはPDD(光学力学診断)補助下TUR-BTを新たに導入しております。手術が困難な症例に対しては、抗がん剤、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬、ホルモン療法など、最新の治療を行っています。

尿路閉塞性疾患

腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石

尿路結石に対する治療は、主に医療用レーザーを用いた砕石術を施行しています。特に、腎結石や尿管結石は細径の内視鏡を用いることで、体にやさしい低侵襲な治療が可能となっています。

排尿機能関連疾患

前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿失禁、過活動膀胱

前立腺肥大用の治療は、まずは薬物療法を行いますが、効果が不十分な場合、経尿道的前立腺つり上げ術(PUL)または、医療用レーザーを用いた核出術(HoLEP)を施行しています。

尿路性器感染症

腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、精巣炎、精巣上体炎、尿道炎

尿路性器感染症の治療は抗生剤の投与が主体となります。腎盂腎炎や前立腺炎は感染が全身に及び易いので、入院による点滴治療が必要になる場合があります。

男性生殖器疾患

陰嚢水腫、包茎

陰嚢水腫は穿刺・廃液による一時的な処置も可能ですが、根治のためには、手術による治療が必要です。包茎治療についてもお気楽にご相談ください。

腎不全

血液透析、シャント閉塞等

血液透析の準備として内シャントの造設を行います。内シャントが狭窄したり閉塞した場合は、経皮的血管拡張術や血栓除去術を行います。自己血管での手術が困難な場合は、人工血管の移植も行っています。

手術実績

手術件数(2016-2023)

2018年は病院の移転などに伴い一時的に手術件数が減少しましたが、その後は右肩上がりに件数が増加しております。

ロボット支援手術の推移(2021-2023)

2021年4月にダヴィンチXiを導入して前立腺がんに対する手術を開始しました。2022年からは小径腎がんに対する腎部分切除も開始しております。また、2024年からは腎がんに対する根治的腎摘除術、腎盂尿管がんに対する腎尿管全摘術、腎盂尿管移行部狭窄症に対する腎盂形成術もロボット手術で対応可能となりました。

 
地域の医療機関の皆さまへ

地域医療連携だより『泌尿器科』紹介/2021年3月号〈第16号〉
※掲載当時の内容です。

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