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高松市立みんなの病院

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診療情報

呼吸器外科

呼吸に関する外科になります。内科と共同しながら、主に手術となる方を担当します。しかし、手術以外の方も診療することもありますので、呼吸器外科が担当したら手術になると思わなくても大丈夫です。

呼吸器外科にかかる必要がある病気

肺癌、気胸、膿胸、多汗症、一部の感染症等があります。詳しくは医師にお尋ねください。

一般的な診療の進み方
  1. 手術の場合
    1. ① 外来受診して手術の必要性を説明します。
    2. ② 手術が可能かどうかの評価を行います。
    3. ③ ご納得して頂ければ、手術日を相談します。
    4. ④ 手術に関して準備物品の説明や、リハビリを行います。
    5. ⑤ 入院になります。入院日に手術内容の詳しい説明を行います。
    6. ⑥ 手術を受けます。
    7. ⑦ 手術終了から6時間後より飲食再開となります。
    8. ⑧ 手術翌日には歩行が開始となり、胸の管が抜けます。
    9. ⑨ 胸の管が抜けた翌日に、確認後、退院が可能となります。
    10. ⑩ 1週間~2週間後に再診となります。

    ※①~④は、通常1~2日です。⑦~⑨は、平均5日です。

  2. 手術以外の場合
    1. ① 検査、治療方法について説明します。なお、かかりつけの先生よりご紹介いただいた方が、検査やご病気の状態が分かるのでスムーズです。
    2. ② ご納得いただければ、それぞれの検査、治療に進みます。
手術実績

手術症例数は、徐々に多くなっています。疾患別では、肺癌に加えて、近年は高齢化社会に伴い、何らかの肺のご病気をお持ちになった方が発症する続発性気胸の症例が多くなっています。また、症例数の増加に伴い、胸腔鏡の比率も増加し90%を超えています。

1、手術症例の年次比較

 

2、手術数における胸腔鏡の割合の年度別推移

原発性肺癌の手術の術式は、多い順に肺葉切除術、区域切除術、部分切除術の3種類が主な手術になります。縮小手術である肺区域切除術は、肺葉切除術が困難な合併症をお持ちの方、呼吸機能が悪い方、ご高齢の方を中心に行っています。手術の成績では生存率でみることが多いです。5年生存率は、1期で82.1%、2期で86.7%、3期で49.4%でした。また、標準手術の肺葉切除と縮小手術の区域切除術の生存率も変わりありませんでした。赤外線胸腔鏡などの技術を併用して手術を行っています。

 

3、原発性肺癌の手術術式の割合


aが区域切除術の例です。bの肺葉切除術、cの全摘術と切除範囲が小さいことが分かります。
(プロメテウス解剖学アトラス 第2版 医学書院より)

 

4、手術症例における病期別5年生存率(非小細胞肺癌 手術症例)

 

5、術式別(肺葉切除術と区域切除術)の1期肺癌の予後

 

インドシアニングリーン併用赤外光胸腔鏡下区域切除術の画像(VISERA ELITEⅡ使用)

手術の合併症

肺癌手術での全合併症率は、16.6%でした。詳細な合併症について以下の通りです。Gradeは手術の合併症を表すのに一般的なClavien Dindo分類を用いて分類しました。重症の目安であるGrade 3以上の合併症に限れば4例でした。

研究業績
  1. 2017年
    1. 論文
    2. 英文学術論文
      Yoshida C, Misaki N. Elastofibroma developing at the subscapular port site after thoracoscopic surgery: first case report.  Surg Case Rep. 2017
    1. 学会発表
    2. 【全国学会 上級演題 シンポジウム等】
        1. 三崎 伯幸、加藤 歩
          癒着症例への胸腔鏡使用の有用性
          第117回日本外科学会定期学術集会(横浜)(2017/4/27) 考える外科

       

        1. 三崎 伯幸、吉田 千尋
          赤外光胸腔鏡で行う肺区域切除術の工夫
          第34回日本呼吸器外科学会総会(京都)(2017/5/19) ランチョン

       

      1. 三崎 伯幸、吉田 千尋
        赤外光胸腔鏡を用いた区域切除のための安定した区域間マーキングへの展望
        第70回 日本胸部学科学会定期学術集会(札幌)(2017/9/28) Surgical technique Session
    3. 【全国学会 一般演題 口演・ポスター】
        1. 三崎 伯幸、加藤 歩
          COPD合併原発性肺癌に対する術前の集学的リハビリテーションの効果
          第57回日本呼吸器学会総会(東京)(2017/4/23) ポスター

       

        1. 三崎 伯幸、加藤 歩
          続発性自然気胸の再発は、パフォーマンスステータスで予想できる
          第34回日本呼吸器外科学会総会(京都)(2017/5/18)ポスター

       

        1. 吉田 千尋、三崎 伯幸
          The effectiveness of sequential chemoradiotherapy following phrenic nerve preserving thymoma resection
          第70回 日本胸部学科学会定期学術集会(札幌)(2017/9/28)

       

        1. 吉田千尋、三崎 伯幸
          PS4の続発性自然気胸に対する手術
          第70回 日本胸部学科学会定期学術集会(札幌)(2017/9/28)

       

      1. 三崎 伯幸、吉田 千尋
        診断に難渋し、胸腔鏡下臓側胸膜切除術を要した癌性胸膜炎の2例
        第58回日本肺癌学会学術集会(横浜)(2017/10/14)ビデオ
    4. 【地方会】
      1. 吉田 千尋、三崎 伯幸
        胸腔鏡下左下葉切除術後ポート孔再発が疑われた弾性線維腫の1例
        第57回日本呼吸器学会中四国地方会(高知)(2017/7/14)
    5. 【市民公開講座、研修会等】
      1. 健康ステーション 高松 (2017/12/9)
  2. 2016年
    1. 学会発表
    2. 【全国学会 一般演題 口演・ポスター】
        1. 三崎 伯幸、加藤 歩
          重度の慢性閉塞性肺疾患合併肺癌と外科切除
          第33回日本呼吸器外科学会総会(京都)(2016/5/13)

       

        1. 加藤 歩、三崎 伯幸
          肺動脈内に発生した子宮内膜症の一例
          第33回日本呼吸器外科学会総会(京都)(2016/5/13)

       

        1. 加藤 歩、三崎 伯幸
          気腫合併肺線維症合併肺癌についての検討
          第33回日本呼吸器外科学会総会(京都)(2016/5/13)

       

        1. 三崎 伯幸、加藤 歩
          Performance statusから見る癌性胸膜炎の胸水貯留へのドレナージ適応
          第21回 日本緩和医療学会学術大会(京都)(2016/06/17)

       

        1. 三崎 伯幸、加藤 歩
          続発性自然気胸の早期介入プロトコールの試み
          第69回日本胸部外科学会定期学術集会 (岡山)(2016/10/1)

       

        1. 加藤 歩、三崎 伯幸
          気腫合併肺線維症合併肺癌
          第57回日本肺癌学会学術集会(福岡)(2016/12/20)

       

      1. 三崎 伯幸、加藤 歩
        COPDの病期からみる原発性肺癌1期で手術を行った症例の予後
        第57回日本肺癌学会学術集会(福岡)(2016/12/21)
    3. 【地方会】
      1. 加藤 歩、三崎 伯幸
        右下葉切除後に気管支断端瘻及び気管支潰瘍穿孔を認めた1症例
        第56回 日本呼吸器学会中国・四国地方会(岡山)(2016/12/23)
    4. 【市民公開講座、研修会等】
        1. 地域医療連携セミナー (高松)(2016/2/17)

       

        1. 喫煙防止出前講座 (高松)(2016/2/17)

       

      1. 健康ステーション (高松)(2016/12/10)
倫理

当科では、臨床研究は大きな視点で患者さんの安全を守る重要な役割をなしていると考えています。また、各大学や国立がんセンターなどと共同して研究を行ってもいます。研究のご参加にご協力をお願いいたします。いかなる場合でも、ジュネーブ宣言、ヘルシンキ宣言にのっとり、患者さんの不利益が予期されることは行いませんし、個人の尊厳、および個人と同定されないようにプライバシーは厳重に守られます。参加しないこともできますので、わからないことがあれば、いつでも担当医にご相談ください。

詳しくは以下をご参照ください

個人情報保護法 ハンドブック
ヘルシンキ宣言
厚生労働省「臨床試験に関する倫理指針」
厚生労働省「医学研究に関する指針」
医師の職業倫理指針

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